「新型インフルエンザ・扁桃腺炎に板藍根(ばんらんこん).」
抗ウイルス作用がある生薬のなかで、もっとも注目を浴びているものに板藍根(ばんらんこん)があります。
中国では、インフルエンザや扁桃腺炎、耳下腺炎(おたふくかぜ)、帯状疱疹、肝炎などのウイルスが原因となる疾患の治療に欠かせない生薬として重宝されています。
よく使われているのは、手軽に飲める砂糖が入った甘い味のエキス剤で、A型肝炎が大流行した時やSARS騒動の時には予防と治療に大活躍しました。
冬といえば受験シーズン本番、肝心なときのための風邪やインフルエンザの予防や治療にうまく利用してみましょう。中国の小学校では登校する生徒の咽に板藍根の煎じ液をスプレーするなど広く用いられています。
また、扁桃腺炎を繰り返す子供にも良い効果を上げています。