日本人に一番多いとされるのがいぼ痔(痔核)です。トイレで排便したあと、トイレットペーパーを通して何かプリンとふくらんだものに触れたとしたら…それは、おそらく痔核でしょう。
肛門には非常に多くの静脈が集まった静脈叢があり、この部分の血の流れが円滑に流れなくなって静脈血がたまると、静脈瘤ができます。いぼ痔とは、この静脈瘤が膨らんでコブ状になったものです。いぼ痔はできる部位により2種類あり、肛門の奥の直腸にできるものをいぼ痔(内痔核)、肛門の外側にできるものをいぼ痔(外痔核)といいます。同じいぼ痔(痔核)ですが、できる場所に違いがあるため、その症状は異なります。
いぼ痔(外痔核)
外痔核は、便秘で排便をするときにいきんだり、重いものを抱えたりするときに起りやすいとされています。ですので、便秘にならない食事を心がけたり、いきなり腹圧がかかるような動きはなるべく避けるべきです。
また、外痔核はいぼができる場所が体性神経のあるところですから、ほとんどの場合に激しい痛みを伴います。薬を使用して1週間程度で症状が改善され、症状がひどくない限り、外痔核で手術を行うことはあまりありません。
いぼ痔(内痔核)
いぼ痔(内痔核)は、排便時の負荷などにより、歯状線より上の粘膜下の静脈叢がうっ血してできた、いぼ状のはれを指します。
このあたりの組織には知覚神経(痛みを感じる神経)が通っていないことから、痛みを感じることは少なく、出血によって初めて痔に気づく場合も多いようです。
排便時に便器が真っ赤になるほど大量の血が出ることもあります。症状が進むと排便時にいぼが肛門の外に出てきたり、炎症などによる痛みを感じたりすることがあります。
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解毒涼血合剤(同仁堂)のご使用前に
解毒涼血合剤(同仁堂)の特徴
解毒涼血合剤(同仁堂)は赤褐色の液体で、長い間でおくと底に沈殿物があります。解毒涼血合剤は香りがあり、味が甘・微苦・渋いです。
解毒涼血合剤(同仁堂)の効能・効果
清熱解毒(火熱極盛による「熱毒」「火毒」を清解すること)、涼血(熱で出血しやすい状態を改善すること)、去風(風邪を除くこと)の作用があります。
解毒涼血合剤(同仁堂)の適応症
風邪や熱毒の停滞によるにきびのアジュバント治療に用いられます。
解毒涼血合剤(同仁堂)の成分
紫花地丁(しかじちょう)、黄芩(おうごん)、紫草(しそう)、連翹(れんぎょう)、野菊花(のぎくか)、赤芍(せきしゃく)、荊芥(けいがい)、白芷(びゃくし)、甘草(かんぞう)
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黄連上清丸(同仁堂)のご使用前に
黄連上清丸(同仁堂)の特徴
黄連上清丸(同仁堂)は黄褐色の大蜜丸で、香りがあり、味が苦です。
黄連上清丸(同仁堂)の効能・効果
散風(風の邪気を追い出すこと)、清熱(熱邪を解消すること)、瀉火(熱の過剰な状態を改善すること)、止痛(痛み止め)の作用があります。
黄連上清丸(同仁堂)の適応症
肺胃に熱邪が溜まるによるめまい、歯の痛み、口内にできものができ、のどの腫れ痛み、耳鳴り、耳の痛み、便秘、小便(量が少ないが、色が濃い黄色あるいは赤い)に用いられえます。
黄連上清丸(同仁堂)の成分
黄連(おうれん)、大黄(だいおう)、連翹(れんぎょう)、薄荷(はっか)、旋覆花(せんぷくか)、黄芩(おうごん)、荊芥穂(けいがいすい)、梔子(しし)、防風(ぼうふう)、石膏(せっこう)、桔梗(ききょう)、黄柏(おうばく)、蔓荊子(まんけいし)、白芷(びゃくし)、甘草(かんぞう)、川芎(せんきゅう)、菊花(きくか)
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地楡槐角丸大蜜丸(同仁堂)のご使用前に
地楡槐角丸大蜜丸(同仁堂)の特徴
地楡槐角丸大蜜丸(同仁堂)は黒い大蜜丸で、やや匂いがあり、味が苦・渋いです。
地楡槐角丸大蜜丸(同仁堂)の効能・効果
疏風(風の邪気を分散させること)、潤燥(乾きの状態を改善すること)、涼血(熱で出血しやすい状態を改善すること)、瀉熱(熱の過剰な状態を改善すること)の作用があります。
地楡槐角丸大蜜丸(同仁堂)の適応症
痔による血便、腫れと痛いなどに用いられます。
地楡槐角丸大蜜丸(同仁堂)の成分
地楡(ちゆ)、槐角(かいかく)、槐花(かいか)、大黄(だいおう)、黄芩(おうごん)、地黄(ぢおう)、当帰(とうき)、赤芍(せきしゃく)、紅花(こうか)、防風(ぼうふう)、荊芥穂(けいがいすい)、枳殻(きこく)
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【商品名】竜薈丸 【製薬分類】便秘類の非処方薬品 【功能】 泻火通便(※1)の作用があります。主に肝臓・胆嚢部分の火照りや、硬便、小便黄赤等の症状に用いられます。 ※1 漢方用語。体内の熱を取り便通を改善する【成分】竜胆(リンドウ)、アロエ、大黄(だいおう)、青黛(せいたい)、梔子(クチナシ)、当归(とうき)、黄芩(おうごん)、木香(もっこう)。